発掘調査ってどうするの?
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遺跡(いせき)は長い年月をかけて少しずつ土の中にうまっています。
ですから、発掘調査(発掘調査)は、表面の土をとりのぞくところからはじまります。 -
表面の土をとりのぞいていくと、土の色や硬さがまわりと違うところが出てきます。
大きさや形を詳しく調べると、それらは多くの場合、昔の人の家の跡(あと)や柱の穴などだということがわかってきます。 -
場所がわかったら、さらに土を掘っていきます。
すると中から土器や石器の破片がでてくることがあります。
出てきた土器や石器は、どこでどのように出てきたかがわかるように、記録したり写真を撮ったりしてから、丁寧にとりあげます。 -
土の中から出てきた土器や石器の遺物(いぶつ)は、砂や泥で汚れていますから、きれいにするために水で洗って乾かします。
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土の中から出てきた遺物(いぶつ)は、割れていたり、細かいかけらになっていることがあります。
パズルのように、割れている部分をつなぎ合わせたりして、元の形にしていきます。
とても難しい作業ですがしっかりと観察(かんさつ)して、かけらが足りない部分は石膏などを使って復元(ふくげん)します。 -
元の形に復元(ふくげん)できた遺物(いぶつ)は、写真をとって図面をにかきこんでいきます。
昔の人がどのように使っていたのかを想像しながらじっくりと観察(かんさつ)し、特徴(とくちょう)が分かるように図面にいろいろな情報をかきこみます。 -
土器や石器の写真や図面の情報をもとに、発掘調査(はっくつちょうさ)をしてわかったことを報告書(ほうこくしょ)という本にまとめます。
報告書(ほうこくしょ)は、図書館などに置かれて、誰でも見ることができるようになります。