文化遺産を明日の子どもたちに伝える
関東文化財振興会株式会社
本社 〒308-0846
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【発掘調査ってどういうことをするのかな?】 歴史の授業で使ってね!
 
分布調査ってどういう調査ですか?
解説
畑のまわりや山の中を歩き回って、土器のかけらや石器などを探し、遺跡の範囲(はんい)や遺跡の時代や性格などを知るための調査です。これらの土器が見つかったら、落ちていた場所を地図に印をつけていきましょう。
その場所の下に当時の人びとが住んでいた家がある可能性が高いからです。
 
確認調査ってどういう調査ですか?
解説
分布調査をして遺跡の範囲を調べたあと、その場所に本当に遺跡が残っているかどうか調べるための調査です。試し掘りという帯状あるいは正方形の穴を掘る調査で 、どのくらいの遺構があるのかなどを調べます。
そして調査するための基準(きじゅん)になる杭(くい)を打ちます。この杭は、GPS装置を使って、地球上のどの位置にあるのかがはっきりとわかるように打ちます。
 
本調査の方法を教えてください。
解説
調査する範囲(調査区)の表面の土を取りのぞきます。
この作業はパワーショベルなどの重機(じゅうき)で行います。遺物の埋まっている土を少しずつ削るように掘っていきます。

土器や石器などの遺物(いぶつ)があったら、移植ゴテや竹グシでていねいに土を取りのぞき、目印になる竹グシなどを立てておきます。次に鋤簾(ジョレン)などを使い、土の表面をきれいに仕上げていきます。

まわりの土と違う色の土が出てきた部分は、多くの場合家の跡や柱の穴などで、それらを「遺構(いこう)」といいます。遺構は土の埋まり方を調べるために一部を残して掘りすすめ、図面や記録写真を撮っていきます。
 
発掘調査のあとはどうするの?
解説
出土した遺物(いぶつ)や遺構(いこう)を図面などに記録したり写真に撮ったりしたものは、その遺跡の特徴を研究したり、あとで調べたい時に取り出せるように整理し、最後に「発掘調査報告書」にまとめます。
土器や石器などの遺物は、取り上げた場所や日時がわかるように遺物のひとつひとつに記入していきます。
出土したこれらの遺物は、その後、県や市町村が保管します。



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